ミステリ

しずるさんと無言の姫君たち

しずるさんと無言の姫君たち?The Silent Princess In The Unprincipled Tales上遠野 浩平 富士見書房 2006-12評価 by G-Tools , 2006/12/22 しずるさん久々の新刊。 久しぶりだけど、あいかわらずしずるさん、そしてよーちゃん。 一つ一つの事件の真相は、論…

SHI-NO 愛の証明

SHI‐NO?愛の証明上月 雨音 富士見書房 2006-12評価 by G-Tools , 2006/12/17 SHI-NO4巻目。 おお、ミステリーしてる。筆致も安定してきて、巧くなっているなあ、と実感。シノと「僕」の関係も、だいぶL・O・V・Eになってきて愉しい。 何より各キャラの魅力…

GOSICK VI

GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜桜庭 一樹 富士見書房 2006-12評価 by G-Tools , 2006/12/14 僕らの待ち望んだ、ゴシック最新刊ですよ! ヴィクトリカにエプロンドレスを着せた桜庭さんも、それに相変わらずの高クオリティで応えた武田さんも素晴らしす…

天使が開けた密室

天使が開けた密室谷原 秋桜子 東京創元社 2006-11-30評価 by G-Tools , 2006/12/12 ツンデレ探偵登場!(野郎だけど) という訳で、かつて富士ミスから出ていた作品が、東京創元に移って復刊。 最初から東京創元で出てたと言われても違和感が無い。そんな本…

四季 春

四季 春森 博嗣 講談社 2006-11-16評価 by G-Tools , 2006/11/26 天才・真賀田四季の物語始まる。ある意味、彼女が魅力が全ての話。天才少女って私のストライクゾーンど真ん中なんだけど、四季は天才過ぎてエキセントリックで、あんま萌えないな…。 話の方は…

SHI-NO 天使と悪魔

SHI‐NO?天使と悪魔上月 雨音 富士見書房 2006-09評価 by G-Tools , 2006/10/12 シノシノにライバル登場! な三巻目。連邦の白い悪魔(違)。 話としては、ある意味それだけ、なんだけど、文章が巧くなっていて、読んでいて愉しい。文字数が増えてページが黒…

”文学少女”と飢え渇く幽霊

”文学少女”と飢え渇く幽霊野村 美月 竹岡 美穂 エンターブレイン 2006-08-30評価 by G-Tools , 2006/10/01 今期の大期待作、文学少女の二冊目だよ! で。 確かに、先に「○○○」*1を読むべきじゃなかったかも。でも「○○○」を知らないと、途中既視感を覚えてぞ…

ボトルネック

ボトルネック米澤 穂信 新潮社 2006-08-30評価 by G-Tools , 2006/09/12 基本的にスペースの都合で単行本は避ける主義であるが、サイン会とあらば仕方あるまい! という訳で、米澤さん、今度は新潮社に登場。 米澤さんとしてはミステリ要素は抑え目、その代…

トリックスターズM

トリックスターズM久住 四季 メディアワークス 2006-08評価 by G-Tools , 2006/08/22 学園祭、まだ続いていたのか! という訳で、城翠祭二日目は仮装の推理劇「マスカレイド」。でもあんまり、コスプレ要素は活かされていなかったかなあ。残念。 冒頭で未来…

コッペリア

コッペリア加納 朋子 講談社 2006-07-12by G-Tools , 2006/08/14 タイトルからも分かる通り「人形」をテーマにした小説。ほのぼのミステリな印象が強い加納さんだけど、この作品ではそんなイメージが一転、深い暗闇を内包している。 正直ミステリ的な仕掛け…

虚空の逆マトリクス

虚空の逆マトリクス(INVERSE OF VOID MATRIX)森 博嗣 講談社 2006-07-12評価 by G-Tools , 2006/08/17 森博嗣の短編集、7編収録。 最後に収録されている「いつ入れ替わった?」は久々にS&Mの登場する短編…で、結構進展があってそこが一番サプライズだっ…

時計を忘れて森へいこう

時計を忘れて森へいこう光原 百合 東京創元社 2006-06-27評価 by G-Tools , 2006/08/27 光原百合さんのデビュー作。「日常の謎」系ミステリ。謎解き要素は押さえ目、というか物語の隠し味程度といった感じ。というか、ラブコメとしてのもどかしさ加減が! ほ…

さよなら妖精

さよなら妖精米澤 穂信 東京創元社 2006-06-10評価 by G-Tools , 2006/07/09 読む前からマーヤのイメージが、イラスト:NOCCHI、CV:坂本真綾だった。安直ですまん。でも我ながらぴったりのキャスティングだったと思うよ! という訳で、「哲学的意味はありま…

セカイのスキマ

セカイのスキマ田代 裕彦 富士見書房 2006-06-10評価 by G-Tools , 2006/06/30 初体験プロジェクトって名前、すげーよなー(苦笑)。 という訳で、田代さんの新シリーズは、彼岸と此岸のスキマで蠢く怪異を巡る物語。といっても学園異能ではなし。ミステリだ…