”文学少女”と飢え渇く幽霊
今期の大期待作、文学少女の二冊目だよ!
で。
確かに、先に「○○○」*1を読むべきじゃなかったかも。でも「○○○」を知らないと、途中既視感を覚えてぞくぞくしてくる感覚は味わえないとも思う。多分、一番幸せな本書との出逢い方は、小さな頃に「○○○」を読んでいて、記憶が薄れかけた所に…というパターン。そう思って自分を慰めよう!
話としては、途中、サブキャラの廻し方がいまいちだなー、と不満気味だったのだが。終盤、二転三転する怒濤の展開に完全に引き込まれた。
遠子先輩の、熱いオススメ本トークも健在。いやあ、読者を更なる読書の冥府魔道に引き込む、畏ろしい本じゃあ。もはやこの本自体が一個の妖怪と化している、といっても過言ではない。
それにつけても。事あるごとにツンデレを振りまく琴吹は何者なのだらう? 今回も伏線張るだけ張って…だしなあ。次辺りはヒロインにしてやって欲しい。
ま、結論としてはただ一つ。
野村先生、遠子さんを僕にくださいっ!
*1:今更伏せ字(苦笑)