GOSICK VI


 僕らの待ち望んだ、ゴシック最新刊ですよ!
 ヴィクトリカにエプロンドレスを着せた桜庭さんも、それに相変わらずの高クオリティで応えた武田さんも素晴らしすぎるよ。だからラノべ読みはやめられん。
 中身の方も凄い。一度事件を終わらせ、登場人物の証言で振り返る事で、隠れていた真実を浮かび上がらせる、という凝った二部構成。愉しい。いや、個人的にはせっかくの大陸横断鉄道なんだから、延々そこで話を進めて欲しかった部分もあるんだけど*1
 そしてヴィクトリカと一弥のラブコメっぷりも良し。第一部のラストに心を撃ち抜かれ…そして第二部のラスト。もう二度と逢わないだろう人間にだけ、そっと自らの想いを告白する彼女に悶えずにいられようか(反語表現)。
 という訳で、キャラと物語とイラストと全てが高いレベルで融合する。ああ、幸せだ。

*1:まあ、それなら「バッカーノ!1931」を読め、という話だね