伝奇
常野物語第3弾。 恩田陸はどんどん幻想度が上がって行くなあ。現実と幻想がゆらぐ作風が好みなのだが、最近は幻想に振れたまま帰ってこないので自分の趣味とずれてきている感じ。 恩田陸の根幹はラノべっぽいと思う。そこから幻想・ホラーの味付けに行くか…
「レジンキャストミルク」の人の新作とあっては読まずばなりますまい。 今回は序盤からとばしているなあ。悪趣味全開。っていうか、このヒロインに萌えろと?……スイマセン、賢しい幼女、大好きです。 ただ前半のインパクトに比して、後半は普通のバトルにな…
クトゥルーものと聞いて。って、そんなことはタイトル見れば一発で分かったんだが、積読量にいったんスルー。しかし評判が良さげなので、ラノサイ杯前に読んでみた。 ま、クトゥルーものはモチーフ程度。ということで知らなくても問題なし。しかしイタクァが…
妖怪ものミステリかと思って読んだら、妖怪スタンド・バトルで驚いた。 決してつまらなくは無かったけど、期待したものと違ったので読み続けるモチベーションが… そして途中でいきなり青春小説になった挙げ句、話がさっぱり進まず、これ、どう終わるんだ?と…
人に山田風太郎に薦めておいて、読んでいるのは「魔界転生」「甲賀」「伊賀」くらいだったので、「柳生」も読んでみた。 前半、忍法の使い手・七本槍に対して、復讐を誓った、しかし異能を持たぬ七人の女が戦術をもって立ち向かう、という展開が実に燃える。…
死にたがりの男子校生が主人公。だけど、意外にもネガティブな話じゃなかったのね。まあ、青春の頃は、世間に対する閉塞感で、訳もなく死にたいと思っちゃうもの。という訳で、それなりに共感して読める部分もあったが…ま、好きにはなれない主人公だな。致命…
6巻が出ちゃったので、積ん読から引っ張り出してきたよ。 カトリックの刺客が聖杯を求めて襲撃してくる! 初期キリスト教にまつわる話は「ダ・ヴィンチ・コード」ばり。この辺のネタはもっと読みたかったけど…さすがにライトノベルでは無理か。後は比較的普…
円環少女 (4) よるべなき鉄槌長谷 敏司 角川書店 2006-10-31評価 by G-Tools , 2006/11/19 ツンマゾ! 寒川さん、最高だ。口絵4枚目とか反則級! それはさておき、本編。だいぶ読み易くなったなあ、と思っていたら…後半、もう何が起こってんだか訳分かんな…
煉獄のエスクードARCHIVES?だけど綺麗なものは天国には行けない貴子 潤一郎 富士見書房 2006-10評価 by G-Tools , 2006/11/05 「煉獄のエスクード」短編集。 いやあ、なんでこの人はライトノベルで、ニューヨーク・マフィアの抗争とか、メジャー・リーグの話…
ヤクザガール・ミサイルハート元長 柾木 緒方 剛志 竹書房 2006-09-20評価 by G-Tools , 2006/09/29 元長柾木さんの作品って、どんなもんじゃろー。と思って読んでみたら、意外にもまっとうで驚いた(失礼)。 という訳で、ボーイ・ミーツ・無感情系戦闘ガー…
パラケルススの娘〈4〉緋袴の巫女五代 ゆう メディアファクトリー 2006-06評価 by G-Tools , 2006/09/17 外伝、3の流れを受けて、清く正しく吸血鬼小説。明治維新浪漫+吸血鬼ものとして単体でも充分愉しめると思う。 肝心の若かりし頃のたか女嬢があんまり…
紅 ギロチン片山 憲太郎 集英社 2006-07評価 by G-Tools , 2006/08/15 相変わらず萌えと悪趣味のブレンドが凄いなあ。構図としては、主人公をのぞけば美少女ばっかりのハーレム状態なのに、どうしてこういう話になるんだろう?(苦笑) 話としては、そんなけ…