あっさり風味のゴーストハント「探偵ガリレオ」
ミステリなのに直木賞を獲った「容疑者X」が文庫落ちしたので読もうかどうかと思ったら、実はシリーズ物で*1、シリーズの1冊目を手に取ったら、超常現象を科学的に解明する類のミステリ、いわゆるゴーストハントものだと知って、迷わず読んだ。
実は初東野圭吾。ベストセラー作家には理由があるものだなあ、と納得のリーダビリティ。
短編集という事もあり、一つ一つの話はあっさり目。もっと蘊蓄ばりばりの方が好みだなあ。科学ネタの描写が妙に古めかしいと思ったら、書かれたのは既に十年近く前なのね。
この手の話は、最後に超常現象の可能性などに揺らぐ方が好きなのだけど……基本的に好きなタイプの話なので続きも読もう。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/02/10
- メディア: 文庫
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*1:やっぱりシリーズは最初から読みたいよね