書物の塔でダンジョン探検「時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット」

 「人類は衰退しました3」といい、「マーベラス・ツインズ2」*1といい、最近のラノべはダンジョン探索が密かなムーブメントなのだろうか?
 という訳で、不思議なドアノブに導かれて、バベルの塔ハック&スラッシュ!(はしません)な話。時間ネタも今まで以上に深く突っ込んでいて、時載りという設定も活かされ始めた印象。
 ただ惜しむらくは、終盤の親友のピンチが説得力がない点。解決もご都合主義っぽいしなー。
 しかしジュヴナイルとしての出来は相変わらずの高クオリティ。時砕き周りも核心に迫っている感じで、続きが愉しみ。

時載りリンネ! 3  ささやきのクローゼット (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット (角川スニーカー文庫)

*1:これは古い本だが