幼女に思い切り振り回されたい貴兄に「タムール記(6)」
「タムール記」完結。
スパーホークと愉快な仲間たちによる包囲網が完成し、囚われの女王の救出、邪神との最終決戦、そして大団円。まさにファンタジーの王道。最終決戦が意外とあっけなくて拍子抜けの感があるけど、これは前シリーズも一緒だったし、エディングスの味なのだろう。
シリーズを読み了えて、改めて思うのは、この作品の主人公はスパーホークではなく、幼き女神アフラエルだったな、と。
個人的にシリーズとしては、「ベルガリアード物語」の方が好きだけど、それはすなわちツンデレ王女セ・ネドラ様の方が好き、ということにほかならない。もちろんワガママ女神アフラエルも萌えなんだけど…タレンともっとラブラブでコメコメしてくれらたなあ!
という訳で、ワガママで可愛くて老獪な幼女に振り回されたい人は、「エレニア記」「タムール記」を読めばいいよ!
さて、エディングスの最新作「ドラル国戦史」のヒロインは小悪魔系らしい。これはこれで気になるので、いずれ読まねばなあ。
- 作者: デイヴィッドエディングス,David Eddings,宇佐川晶子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/06/08
- メディア: 文庫
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