マリア消滅まで48時間!「ミステリクロノ 3 」

 時間を操る道具〈クロノグラフ〉を巡る超常ミステリ第3弾。
 今回は時間退行、ということで、クロノグラフをトリックではなく、凶器(?)として使用。そのため構成としてはストレートで、ミステリ分は少なめ。どちらかというとサスペンスかな? なので、この作者のトリッキーな構成を愛する私としては、やや物足りなかった。
 しかし犯人はどうしてクロノグラフの能力を知っていたのか? その辺は次巻以降で明かされるのかなあ?
 それにしても真里亜、ぼけぼけの美少女キャラだけどさっぱり萌えない…。むしろ苛々する。ま、天然ボケなんじゃなくて、本気で幼いだけだからなあ。(そして、それは設定的に正しい)