ピカレスク・ファンタジーの佳作、完結「ダークエルフの口づけ 4 」
ピカレスク・ファンタジー完結編。
エビータを待ち受けていた悲劇は…あーっ。この作者は非道い人だ。アマデオくんは最後までヒロインだったね。というか、ベラが漢前すぎるのが問題だな。
戦闘メイドとか、百合吸血鬼とか、相変わらず萌えキャラには事欠かないのに、話が黒いので、総体として萌え萌えしない。そんな中、今回最大の萌えキャラはまさかのラミアさま(笑)。アレをあのラミアさまがやっていたかと思うとたまらんよー! 意表突かれた。
登場人物がそれぞれの思惑で行動し、描き出される騙し絵のような物語だった。群像劇かくあるべし。全ての問題がきちんと決着した訳じゃないけど、それでこそこの物語らしい、と言えるのかも知れない。
ただゲーマーとしては、どうしてもデータが気になってしまう。ペニート、その技能の取り方はねーよ。
ダークエルフの口づけ〈4〉―ソード・ワールド・ノベル (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 川人忠明,椎名優
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/12
- メディア: 文庫
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