やみなべの陰謀

 田中哲也の連作短編集、時間SFである。
 とはいっても、各作品の関連は余り明示されないし、しょーじきどーでもいー気がする。きっと気にしちゃ負けだ。
 個人的には、阿呆な独裁が敷かれた未来の大阪を描いた「マイ・ブルー・ヘヴン」が本当に阿呆で好き。大阪人が読んだらたぶん怒る。
 いや、それにつけてもこんな変な小説*1電撃文庫で出てたんだねえ。カオスだったんだなあ。

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やみなべの陰謀
田中 哲弥
早川書房 2006-04
評価

ミッションスクール 大久保町の決闘 沈黙のフライバイ レフト・アローン シンギュラリティ・スカイ

by G-Tools , 2007/06/10

*1:褒め言葉