ゼランディーヌ 性悪ないばら姫
ガガガ文庫創刊の片隅で咲く一輪の薔薇・スーパーダッシュ文庫のことも忘れないであげて!
という訳で、ゴスロリな表紙についうっかり買ってしまった作品。
う〜ん。ベテランらしく手堅い展開ながら、いまいち突き抜けたものがないかなあ。
根幹の事件はでかいのに、敵がどうしようもないくらい小物なのと、主人公が強い理由がさっぱり分からないのが、どうにもすっきりしない。そのせいで、クライマックスの部分が盛り上がらず。
一番面白かったところは、女装美少年が巨乳ヒロインにセクハラするシーンだったりする。
シリーズの1巻だからと出し惜しみしてしまった感強し。