狼と香辛料(4)
「狼と香辛料」も1年、4冊目か。順調だなあ。
で、感想としては、ちょっと物足りない、かな。今回は大きな流れの中間地点、その為の伏線がメインになってしまっている印象だ。
それでもちゃんと経済的危機を入れてくるのはさすが。ただそこに宗教が絡んでくるのが微妙。中世をモデルにしている異世界ファンタジーであり、作中の「教会」がキリスト教である事は明白なのだが、その分史実との齟齬が気になってしまう。*1そのため、解決部分がどうにも腑に落ちなかったんだよなー。
ところで、あのエピローグを「売れているから、もうちょっとだけ続く」と読んでしまった自分はきっと汚れてしまったんだね(苦笑)。
*1:「教会」と「異教」の併存部分とかね