かみちゅ!

 友人から借りて、2日間ほどで一気に見た。いやあ、正月っぽいネ。
 個人的には「R.O.D」や「ハルヒ」より好き。
 「かみちゅ!」の最大の魅力と言えば、やはり全体の空気だろう*1
 神様が隣人という、八百万のゆるゆるした世界。この日本的な世界が、やっぱりほっとする。
 この作品は80年代リスペクトで、ともすれば昔は良かった的懐古趣味になりそうだけど。最近、ラノべでも神様隣人ものが増えているし*2、八百万っていう根っこの文化はなんだかんだで残っているんだろうなあ。
 神話だのはほとんど語られなくなったけど、アニメや漫画や小説で、八百万という感性はちゃんと後世に伝えられている。そんな気がする。
 この感性は、やはり一神教の世界では生まれえないと思う。擬人化なんていうのも、つまる所は九十九神の発想で、例えばアメリカとかでは受け入れられるのだろうか? 向こうはプラグマティズム、道具は道具、という文化に感じるし。
 別に良い悪いとかを言うつもりはない。
 ただ、海外の人には「かみちゅ!」の面白さが分からないんだろーな、もったいない、とそんな風に考えたので。

 …で、ゆりえって結局何の神様だったんだろうね?


*1:いや、こっぱずかしいラブ要素も棄て難いが!

*2:ろくに読んでないんだが…