”文学少女”と繋がれた愚者
オフ会でうっかりネタバレされてはかなわん!と、開始五分前になんとか読了。
という訳で、文学少女第3弾。
いやあ、文学少女の登場人物は完全に明治文学の人たちだね〜。と、途中まで彼らの大仰さに若干醒め気味に読んでいたのだけど…結局、話が進む毎に引き込まれていたなあ。最後はページを繰る手が止らなかった。*1
芥川の過去と現在、主人公・心葉の過去と現在、そして劇中劇「友情」、これらの要素が多重的に響きあい…そしてあの愕然のラスト。
遠子先輩の文学語りも相変わらず素敵で、全国の学校図書館はすぐに「文学少女」を配置すべき。文部科学省推薦図書になるのはいつだ?!
物語はターニングポイント、ということで、続編が待ち遠しゅうございます。
ところで、遠子先輩のチア姿はカラーで見たかった訳ですが!
*1:いや、単に時間がなかったという面もあるけれど(苦笑)