楽園の泉
軌道エレベータ。数あるSFガジェットの中でも、燃え度トップランク入り確実の一品である。
これは、そんな不可能と思われた軌道エレベータの建造に生涯を捧げた男たちの物語である! プロジェクトX!
野尻抱介「ふわふわの泉」の元ネタながら、当時品切で読めなかったのだが、復刊で入手可能に。その時には「ふわふわ」が品切になっていたのは、なんの皮肉だという感じだけど。
中身はまさに小川一水の世界*1。古典だけど、決して古びていない、むしろ時代が進んだためにかえって卑近度が上がって面白くなったんじゃないかな。訳も読み易いので、小川一水好きには激オススメ。
ただ、ところどころ「?」の部分があるのだが…それは単に私に知識がないせいだろうか。
*1:まあ、順序が逆で、こちらが先祖だけど