嵐が丘
「文学少女」二巻目のために読み始めたこの作品*1、読み了えるのにかなりの時間がかかったよ(汗)。海外古典で700頁のものなんて久し振りだったからなあ。あ、かといって、内容が難解というわけでも、訳が読み辛いというわけでもない(むしろ読み易い訳だった)。
さて、この作品。二つの家の二代にわたる悲恋の物語、とでも言おーか。19世紀特有のゴスな薄暗い空気がたまらない。最初、ヒースクリフのイメージがSWリプレイ版になっちゃって大変だー、と思っていたら、大差なかったりする罠。
ま、ぶっちゃけツンデレ小説として読めばいいと思うよ! ツンデレの子はツンデレ。恐るべきはツンデレ遺伝子。初代はツンが行き過ぎて別の男と結婚するし。二代目のツンからデレへ急展開っぷりには驚くばかり。魔性の血脈としか思えない。
そう、これはツンデレに振り回され、全力で人生を棒に振った男の一代記と云える*2。