イリーガル・テクニカ(3)


 長らく種デスのノベライズに囚われていた後藤リウが、テクニカに帰ってきた!
 という訳で久々の新刊。…なんだけど、これが怒濤の展開。西の大国への到着、トーナメント、帝国の襲撃、そしてついに賢者の秘都へ。それに合わせて続々と新キャラも登場し、しかし覚える間も無く場面が切り替わって退場。
 …これ、二冊でやるべき内容じゃない? どうしてアーケイディア編とムネーメイオン編に分けなかったのだろう。前巻から間が空いてしまったゆえの焦りか、それともノベライズでダイジェスト書きが癖になってしまったのか。いずれにしてももったいないなあ。