けれん味が足りない……「予知夢」
うーん、「容疑者X」のために読み始めた「ガリレオ」シリーズだが、この2冊は正直凡作だと思う。キャラのけれん味は足りないし、トリックも常識的。いや、物理学的にオカルト事件を解明する話なので、常識へと着地させないとまずいのは分かるんだけどね。全体的にウェルメイドで、私のようなキワモノ好きには物足りない訳で。
まあ、どちらかというと、ゴーストハントものに「揺らぎ」を期待する自分の好みが良くない気もするけど。その意味では、最後の「予知る」のオチは好き。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/08/01
- メディア: 文庫
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