新米女神の勇者たち(1)
SW2.0のルールブックと同時発売された初リプレイ。
うーん、ぶっちゃけびみょ。
ルールと同時発売である以上、世界観を読ませたり、ルールの入門書的な機能が期待されると思うのだけど…
今回の世界観の肝である、人間VS蛮族という、光と闇の抗争といったイメージは、いきなりほのぼのコボルトでぶち壊されるし、ルールの解説はほとんど入らないし…*1。まあ、同時発売という事は、このセッションをやってた頃はルールも並行で鋭意開発中だったんだろうから、その辺に踏み込めない事情も分かるんだけど…。
そのせいか話もテストプレイちっくな、単純なものが多い。個人的に、秋田みやびのGMとしての魅力は、ほのぼの振りをして、その実意地悪くカツカツに組まれたシナリオと、きびしめの運用と裁定*2、そして外道なダイス目(笑)にあると思うのだが、今回のリプレイにはそれがまったく出ていない。
正直、SW2.0のイメージ形成の肝になるだろう初リプレイがこれで大丈夫なんだろーか?*3 まあ、プレイヤーもマスターもこなれてくる2巻以降は面白くなると信じよう。
ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(1) (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: グループSNE,秋田みやび,中島鯛
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/04/19
- メディア: 文庫
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