人類は衰退しました 2

 にかんもおもしろかったです?
 思わず妖精さん語になってしまう、「人類は衰退しました」の2巻。ガガガ文庫を買ったのは、これで2冊目。同様の人、挙手!
 中身は中編2本。
 「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」は、スプーンおばさんオマージュかと思っていたら…そっちオマージュでもあるのかいっ! あの科白を読むまで気付かなかった迂闊さ。*1あっちオマージュは登場と同時に分かったけど。*2ゾウの時間 ネズミの時間」を読みたくなる一篇。
 「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」は、まさかの時間ループSF。むしろ作者の出自を考えれば、ヴィジュアルノベル手法、というべき? 読んでいて大混乱。誰かフローチャート作って!(他力本願)
 ところで「わたし」、意外と胸が大きかったんだね! イラストではぺったんなのにね。
 全体的に妖精さんの出番が少なく、妖精トーク成分が不足してる、という不満に目をつぶれば、あいかわらずのまったりクオリティ。イラストもカラー・モノクロともに素晴らしい。このままゆるゆると続いてくれれば嬉しいなあ。

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)

*1:実は読んでないしなあ。買ってあるはずだけど。発掘しないと。

*2:こっちも実は原作読んでない。