Dクラッカーズ 7
「Dクラッカーズ」最終巻。
結局、最後まで異能を持たず、それでも戦い続けた千絵が恰好良いなあ。
ラストは淡々と、といった感じで、物足りなさもありつつ、見事な大団円かな。敵の目の前で惚気る梓と景のやりとりは素敵過ぎだ。
ところで、6と7巻で扉の口絵が対になっているのも、良い演出。
シリーズ読了したので、読み残していたショート2の「夏祭」も読んだ。名前は出ないけど、誰が誰だかちゃんと分かってニヤリとさせられる、素晴らしい番外短編だった。
それにつけても。日々積みを重ねる私が、毎月刊行というハイペースにも関わらず、きちんと追いかけたというのは、そんだけこのシリーズが面白かった、という事なんだろうね。なんて、他人事風に考えたり。復刊によって、この作品と出会えた事を素直に感謝したい。自信を持って人に薦められるシリーズである。
さて。あとは最後の番外編「プラス」。愉しみだー。当然、茜のエピソードはあるんだよね?
Dクラッカーズ〈7〉王国―a boy & a girl (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: あざの耕平,村崎久都
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/11
- メディア: 文庫
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