神様のメモ帳

 ニート探偵。発売時に買ったものの、そのまま積ん読していたが、先日の某オフ会で2巻ももらってしまったし、と読んでみた。
 この作品、「GOSICK」との類似性が言われてるようだけど、私は読んでいてあんまし似てるとは感じなかったなあ。確かに、安楽椅子探偵の美少女が主人公の少年をこき使う、という構図は同じなんだけど、中身はまったく違う。GOSICKヴィクトリカ安楽椅子探偵として正当派の謎解きをするのに対して、ニート探偵・アリスは推理をしない。どちらかというと彼女は、足で稼ぐ*1ハードボイルド型の探偵だ。作品の方向性がまったく違う。
 ところで私、アリスにはあんまり萌えなかった。自分は聡い幼女には自動的に萌えると思っていたので、これは正直意外な発見。むしろ彼女には仲間意識を持ってしまった。ドクターペッパーおいしいよね! …いや、まじめな指摘をするのならば、アリスって科白は多いけど、仕草とかの描写がほとんど無いのよね。萌えは細部に宿る。
 まあ、登場人物は癖と味のあるキャラが揃っているので、巧く嵌まればもっと面白くなるかも。もらった2巻を読んで考えよう。
 個人的には、後書き部分のAチーム風紹介が一番面白かった!(をい)

*1:実際にはニート…というか引き篭もりなので、ネットや手下たちを使うのだが