クジラのソラ02
うお、なんか凄く面白くなってる!
いやね、前回ツボだった《ゲーム》周りの話はあまり無くなっていて…というか、完全にパラダイムシフトで別次元に行っちゃって。もうちょっと《ゲーム》自体の話を読みたかったなあ、とか物足りなく思わんでもないのだけど。
そんなの吹き飛ぶくらい、主人公3人娘のありようがいいのだ。それぞれが悩みを胸に、願う事は別で、でも同じ方を向いて、一緒に戦う! そんな三者三様が、言動の端々に滲み出ていて、ひたすら会話だけの「」連続シーンなんかも動的で面白い。漫才でも言葉遊びでもないのに、こんなに会話シーンが心地よいって、ちょっと凄い事なんじゃない?
という訳で、1巻と2巻で面白いと感じた部分が全然変わってしまった不思議なシリーズ。3巻もまた全然違う魅力を見せてくれるのかなあ。展開としても、これから先どうすんだ?!って感じで、待ち遠しい。
ところで、アレ。正体は宇宙的恐怖では?と勘ぐってしまうのは人として仕方ないよね。