モノケロスの魔杖は穿つ(2)

 やっぱり読んでいると、まよキンを連想する。*1そんな現代王国運営ストーリー2巻目は、騎士・長川律がメイン。表紙の圧倒的大剣とか、カラー口絵の変幻自在鎧とか、燃えるなあ。萌えじゃなくて、燃え。
 でも話は途中から律おいてけぼりな感じ。最後は怪獣決戦だよ。なんとなく小説版「ラプラスの魔」みたいな展開。
 このカオスっぷりが、善きにつけ、悪きにつけ、このシリーズの特徴だなあ。やりたいことをこれでもかと詰め込みまくって、それがまとまりきってなくて、でもそのごった煮っぷりが魅力という、実に評価し辛い作品。
 ま、もうしばらく付き合ってみるか。


*1:忍者まで出てきたし