誰もが誰かを騙してる「マーベラス・ツインズ契 (1)」
武侠シリーズも青年編ということでタイトルがちょっと変更。
嗚呼、恋が少年を男にするのだね。
この世に善人はいないのか、と嘆きたくなるほど、みんな秘密を抱えて、互いを陥れようと陰謀を巡らしている。タイトル通りの「だましあい」の状況の中、未だ実力ではライバルに及ばない主人公は翻弄され続ける。いよいよ反撃か、というところで次巻に引き。これは続きが愉しみだ。
後半、第一部に出てきたヒロインズのまさかの再登場の連続には驚いた。第2部になってさらにヒロインが増えて、ますます愉しい。個人的イチオシは、男として育てられた三嬢さん。もっとヒロインズのイラスト、頼む! いや、怪人絵も愉しいのだが(苦笑)。
それにしてもこのシリーズ、巻毎にまったく1冊ごとの印象が変わるなあ。
マーベラス・ツインズ契 (1)だましあい (GAME CITY文庫 こ 2-4)
- 作者: 古龍,藤田香,川合章子
- 出版社/メーカー: 光栄
- 発売日: 2008/06/18
- メディア: 文庫
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