暗号解読

 暗号。心躍るなあ。
 製作者と解読者の攻防という、暗号の歴史を辿っていく。時代が下るにつれて、暗号は複雑になって行くので、結果、段階的に暗号を学べるというのがポイント。おかげで十五年前に理系を断念した私でも、なんとか話について行けたよ。*1
 公開鍵暗号のロジックに感心しつつ、最終的に量子論まで行く展開にびっくり。
 ありきたりな言葉ながら事実は小説より奇なり、たまにはノンフィクションを読むのも良い。

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暗号解読 上巻 (1) (新潮文庫 シ 37-2)
サイモン・シン 青木 薫
新潮社 2007-06
評価

暗号解読 下巻 (3) (新潮文庫 シ 37-3) フェルマーの最終定理 (新潮文庫) 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891) ビッグバン宇宙論 (上) ビッグバン宇宙論 (下)

by G-Tools , 2007/07/30

*1:細かい所では分からないところがあったけど(汗)