E.a.G.

 そういえば、電撃の吸血鬼ものを他にも積ん読してたなあ、と思い出し発掘。*1まあ、実際は吸血鬼ものというより、SF風ハードボイルド・アクションだったけど。
 全体として、なんとなく可もなく不可もなく、な印象。
 ちょっと構成に凝りすぎていて、正直話が分かりづらい。ヒロイン(?)D周辺が謎のままなのはそういうものだから良いのだけど、主人公ゴドー周りの勢力とかもろくに説明されないのはなあ。とにかく消化不良のまま物語が進行しちゃって…雰囲気はかなり良いのに、惜しいなあ。
 あと、ラストは綺麗だけど、彼女とのストーリィはほとんど語られないから、余韻はちと弱いよね。
 ところで、タイトルの意味が分からない。○ and Godoの略だと思うんだけど。

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E.a.G.
柴村 仁
メディアワークス 2007-02
評価

狼と香辛料 (4) 世界平和は一家団欒のあとに 扉の外 ミミズクと夜の王 灼眼のシャナ 14 (14)

by G-Tools , 2007/07/26

*1:ちなみに「お稲荷さま」は未読。