Dクラッカーズ2

 前巻の流れを汲んでの展開が、なかなか巧みだ。
 そして、それぞれのキャラがそれぞれの思惑で動いて、編まれて行く物語にくらくら。景、梓、千絵、水島という主役級のキャラ配置も絶妙。
 特に超常現象を認めないという立場で、それでも事件の真相に近づいて行く探偵・千絵にしびれる。
 セルネット、DDとカプセルに関わる二つの組織のことも色々分かってきてますます愉しくなってきた!

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Dクラッカーズ〈2〉敵手?pursuer
あざの 耕平
富士見書房 2001-07
評価

by G-Tools , 2007/04/17