Dクラッカーズ

 評判のいいシリーズなので、せっかくだから読んでみる。
 なるほど、これは面白い。
 ドラッグ、というライトノベル的にありなのか?というテーマに、異能バトルのギミックの絡めかたが絶妙。悪魔が実在するのか、それともクスリの見せる幻覚なのか、揺らがせる設定が、数多の異能ものと比べて実に秀逸。
 構成も巧いし、スタイリッシュな雰囲気も決まっている。なにより探偵・千絵のキャラがとても気に入った。いいなあ、小鼻が動くとことか。*1
 ただ、最後のバトル、何が起こっているのか分かり難かったのは残念。
 これは読み続けよう。


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Dクラッカーズ?接触‐touch
あざの 耕平
富士見書房 2000-11
評価

by G-Tools , 2007/04/08

*1:我ながらマニアックだ。