アフロディテ・アフロディテ

 東京藝術大学大学美術館で行われているルーヴル美術館展に行ってきた。古代ギリシアの大理石像群が日本で見れる機会なんて、そうそうないものね。
 スポーツクラブに寄ってから行ったので、閉館まで一時間ちょっとしか無かったのだが、一通り見て回る事ができた。
 生活に密着した小道具なども興味深かったが、白眉はやはり最後に待ち受ける「第四章 神々と宗教」だろう。大理石の神々が立ち並ぶそこは、まさにオリュンポスの世界。特に美の女神だけに、数多の作品モチーフになったアフロディテの数々は圧巻だ。
 今回の目玉の「アルルのヴィーナス」には眼福させていただいた。「ゲネトリクスのヴィーナス」と距離が離れてて、直接見比べられなかったのは残念。こうなると「ミロのヴィーナス」も見てみたいが…こればっかりはルーヴルに行くしかないもんなー。
 ところで、大理石像は破損に強くし、かつ使用する大理石を節約する為、パーツ毎に分解されていると初めて知って、思わず「うわ、フィギュアみたい」とか思ってしまった。ダメ人間。